2013/12/22

仏の車窓から


最後の小旅行。
目的地のひとつ、ブルゴーニュのはじっこへ。
パリから特急で2時間くらい。
車掌さんのもみあげと髭と長髪が伸び伸びで
まるで漁師さんのようだった。

地形がどこまでも穏やかに広がる

白い牛

ところどころに大きな古いお屋敷も

葡萄畑。葡萄の樹はとても低い

何やら見えてきました

古い帆立貝の印。
どうやらここは、サンティアゴへと続く道のようです。
(続く)




◉この辺の人じゃないんです。
 Je ne suis pas d'ici.
 ジュ ヌ スィ パ ディシ




2013/12/21

時差ぼけ


珍しく時差ぼけ引きずってます。
あと3時間程で身支度して、久しぶりの出勤です。

帰国の道中、頭の中をぐるぐる回っていたのが
相川七瀬さんの『夢見る少女じゃいられない』
(ファンだったわけではないのですが)
(↑デーモン閣下とのデュエット。閣下はやっぱ歌がうまいなぁ)
八代亜紀×デーモン閣下の『舟歌』も)


相撲の解説もかっこいいけど
やっぱり本業も見逃せません。
フランスにも、閣下やタモさんみたいに面白い人いるのかなぁ。
いるんだろうなぁ。



◉閣下は良い声をしています
 Kakka a une voix charmante.
 カッカ ア ユヌ ヴォア シャるマント
 


2013/12/19

無事に帰国


『辛いことがあったらこれで涙を拭きなさい』
と姉夫婦に託されていたあまちゃん手ぬぐいも、
一度も使わずに済みました。

あと一晩眠ったら時差ぼけも治りそう。




◉ただいま!
 C'est moi.
   セ モア


2013/12/17

いざ帰国


ぱたぱたしてますが
いよいよあと数時間で帰国の途につきます。

この滞在の充実パズルは、ひとりでは決して作れませんでした。(そりゃそーだ)
日本にいる人も、こちらでお世話になった方々も、
みんなの心ある行いがあって、パズルが埋まったり繋がったりしました。
あなたもあなたもあなたも、そこのあなたも、
わざわざ、ありがとう。ありがとうございます。
いやなことだってそりゃー時々あったけど、
そんな力無いものは忘れるもの。
ずっと残っていくのは、力が湧いてくるのは、どんどん自由になっていくのは、
......たまには秘密です。へへ
さて、何やらきれいごとブログになってしまいそうなのでこの辺で。
書き残しもポツポツあるので
帰国後ももう少し、念仏のようにぶつぶつと更新します。
お時間のある方はおつき合い下さいませませ!









◉セーターが裏返しだよ
 T'as mis ton pull a l'envers.
    タ ミ トン ピュラ ランヴェーる


あーあ!



2013/12/14

Lumière d'hiver




 








◉世界は広くて美しい
 Le monde est large et beau.
 ル モンド エ ラージュ エ ボー



どこに目を向けるのか、どこに身を置くかは自分で選べる。
それがむつかしい人には、何らかの情報やきっかけが必要かもしれない。




2013/12/11

家族の写真


パリに来た頃、ブロカントで写真を大人買いしました。
と言っても数十枚で5€とか。

ヴィンテージプリントもあれば、
古いネガから最近焼増しした新しいものも。

どっさりと箱に入れられている中から
漁る快感と共に持ち帰り。

友達が『写真は、家族写真が一番』と言っていた一言が
何となく、ずっと耳に残っている気がする。

拡大してみると面白いよ↓








◉君の言う通り
 T'as raison.
    タ れゾン



ついでに一曲いきますか。




Cinema×2+1


LES GARÇONS ET GUILLAUME, À TABLE !



LES GARCONS ET GUILLAUME A TABLE!』という映画ば観てきました。
10代前半まで女の子として育てられた監督が
10代(!)〜現在の自分と、母親の二役を演じたこの作品。
コミカルに、時々切なくなる程冷静な人間観察と共に
自らの人生の流れと変容を追っています。
日本でも親の何かしらの束縛が一線を越えると
人生に支障をきたすことが問題になりつつある気がするけれど、
そんなの何にもありませんなんて人はいないはず。
もともとは舞台で火が点いて映画化されたのだそう。
不謹慎かもしれないけれど...ダライ・ラマみたいと感じてしまった。
(伝えたいことをユーモアで変換して伝わりやすくする)












もう一本は面白そうだよと教えてもらったコーエン兄弟の『Inside Llewyn Davis』。
1960年代のNY、あるフォークシンガーの話。
いつか日本でも公開されそうだけど、予告を観たら映像が美しくて。
音楽もすーっとくるものだったし(こういうのって快か不快かですよね)
ラストシーンの展開がよくわからなかったこともあり、また観たい。












+1は『標的の村』。
渡仏前に偶然見かけて、胸ぐらを掴まれた感触がした予告。
フランスでもこの映画のタイトルを耳にする機会があった。

大嵐の日、沖縄の総人口140万人中10万人もの人が集結し
22時間に渡って普天間のゲートを封鎖したニュースが伝えられなかった国に、
私は来週帰ります。




◉畏れ慄いて(おそれおののいて)
 Stupeur et tremblements.
    ステュプーる エ トらンブルマン



というフランス映画があるらしい。

明日から最後の小旅行。少々緊張。


http://www.youtube.com/watch?v=rJcJSZJ4qoI

オトナのお下がり


あんまり買い物していません。
既製品だと東京でも買えるしなー、
ファストファッション買ってもなー。
となるとブロカントか。
日にちはないぞー

そんな中、周りの方々にお下がり頂きました。
私にとってはちょっといいもの。
試着して小躍りです。
ぐっへっへー♡



デパートを覗いたらこんな演出が。




通路でファッションショー
みんなウォーキングがめちゃくちゃだったので
卵と見た(鏡を見てないから言える)

仕掛人ブース
(×仕掛人ブス)

このツリーはイケてるのか?




◉プレゼント用でお願いします
 Un paquet cadeau,s'il vous plait.
 アン パケ キャドー スィル ヴ プレ



自分用なのに包装してもらう夜もある

(誰か15の夜流して)

(盗んだVelibで走り出す)
 ※Velib=パリのレンタサイクル




2013/12/10

Zingaroを観に行

ったら、満席。
観たかった!
今回のZingarohは、メキシコの骸骨祭りがテーマだそう。
いやぁ観たかった!


これまでの↓




東京で観た時(Hermès協賛)は1万円前後した気がするけれど、
常設会場のあるこちらでは現地価格で約半額。
運が良いとプロモーション価格で更に半額〜
いやぁ観たかったなーあ!

懲りもせずRさんにZingaroDVDを借りまくるのであった。

紹介動画あった



◉どうも、さよなら
 Merci,au revoir.
 メるシー オーヴァ




2013/12/09

4人の女たち


Les Sea Girls | Chansons burlesques La Nouvelle Eve Affiche

8人の女たち、という映画がありましたが
私が目にしたのは4人の女たち。

正直に申し上げますと、
『ストリップを観に行ったつもりが
 ストリップじゃなかったけど超面白かった!』
という案件です。

本気で踊ればかっこいいし、生歌も上手。
だのに笑わせられました。

言葉がわからなくてもかなり面白かったので、
言葉がわかれば相当面白いでしょう。
実際周りの笑い声もヒーハー言ってたので。
演出家さんら、ヤリ手だな。
これで32€は大満足!
4人の女たちに盛大な拍手を!



◉正装しないといけないですか?
 Il faut s'habiller?
 イル フォ サビエ?



今月末まで、金土日!
『Les sea girls』



『KOKORO』


滞在中2度、KOKOROに行きました。
知り合いの方の妹さんがパティシエとして、
キュイジニエの旦那様とお店を切り盛りなさっているという噂を聞きつけて。

3つ星レストラン出身のお二人、運ばれてくる料理やデザートが愉しいのです。
何やらキッチンが狭いことを逆手に、
その日入手した食材を使い切る方式なのだとか。
新鮮なものが丁寧に料理されて出てくる嬉しさよ。ほー

この日、少々疲れ気味だったので
たっぷり丁寧スープに身体が大喜び。
思わず歓声(ひとり来店)。

メイン、口にしておよよ!
秘密の舌触り。





デザートも追加してしまった!
手が込んでいて、ちょっと普段食べられないんですもの。



パリナビこれまたパリナビにインタビュー記事が掲載されています。
お茶しに行くのも◎



◉いいにおい!
    Ca sent bon!
 サ ソン ボン!



書いていてまた行きたくなるという。



おしゃべりなラジオ


キッチンにラジオがあります。
ラジオの局数の多いこと。
本当におしゃべりな国だなぁと思う。

この間深夜に流れていた音楽がちょいと素敵で
このまま脳がどんどん冴えていってしまうのではなかろうかと思った。



今は夜です。
またラジオ流しています。
中庭を挟んでお向かいのお宅に、チェロを弾いている男の人が見えました。
二重窓なので窓を開けても音は聴こえなかったけど。
そこの大家さんは女性なので、恋人かなぁ。お友達かなぁ。
こっちって、見せるインテリアなのか、みんなあんまりカーテン閉めない、会社も。
それが様になる不思議。







オレンジH(Hermès)のショーウィンドー





◉きれいですね、でも...
     C'est joli,mais...
     セ ジョリ メ...




2013/12/08

シャンソンは生きていた


ご近所のRさんに、近所のバーに連れて行ってもらいました。
ここ、毎週木曜日にとあるおじいさんがやってきて
歌声喫茶のようになるそうなのです。
満員御礼で賑わう店内。


テーブルには歌詞本が。
100曲はあろうかというシャンソン達。
1800年代後半から1900年前半の唄が多い。

おじいさんが紙の楽譜を選び、
手回し式オルガンで奏でたり、

信じられない声量で唄う。
何だかんだ人生感じる。

みんなもただただシャンソンを唄う。
唄が必要なんだ。
唄っても、唄わなくても、
泣いても笑っても、



◉それが人生さ。
 C'est la vie.
    セ ラヴィ




最後の方にね、『さくらんぼの実る頃』唄ったんです。
動画撮ったのにどうしてかアップできないのがくやしい〜
パリ無形文化遺産だと思い〼。

店内には近所の絵描きのおじいさんも。
帽子、セーター、コートに至るまで仏軍ルック。






お初 腕を組みデート


GAITE LYRIQUEはどこですか?」
とキオスクにいた移民系のムッシュに尋ねると
奥から老眼鏡を取り出していたので
「ムッシュ、わざわざすみませんね...」
『とんでもない。ああ、ここね』
とカウンターの中から出てきて教えてくれようとしたので更に
「ほんとにわざわざすんません〜」
と言っていたら肘を出してきたので
 “???”
1mくらい歩いてしまったけれど、ムッシュは
〝道案内をする軒先の3mまでエスコート致します〟
という芸風だったようで。理解した瞬間、
〝パリで腕組みデートするのもこれが最初で最後ねわかってる〟
と言わんばかりに残りの2mを愉しみました。
姿勢よく堂々たるエスコート、誠に嬉しゅうございました。
変な人はこういう後もズルズルべたべた、
ちゃんとした人はちゃんと面白いままおしまい!

彼って、後味がいいの(言ってみたいだけ)。



◉ここが痛いです(私の場合頭を指しながら)
 Ca me fait mal,la.
    サ ム フェ マル ラ



モノプリ靴下



写真美術館水曜17時から無料


ご近所のRさんより、
ヨーロッパ写真美術館でやってるSebastiao Salgado展
◯水曜17時以降は無料
という情報を耳打ちして頂き行ってきました。
17時少し前に着くと入場待ちの長い列が。
日本語ペラペラの仏人と話しながら待つ。





こんな光景の中に長い時間身を置いていたら
大切なものとか違うのではないだろうか。




◉道に迷いました。
 Je me suis perdu(e).
    ジェ ム スィ ペるデュ

変な人には言わないように!