2014/09/27

ど・れ・に・し・よ・う・か・な


慣れてきたのか、朝起きたらだるかった。
ごろごろ準備して、昼前に出発。
そういえば7時頃、窓から男の人が入ってきたけれど
誰も起きず、しばらくしたら隣のベットで寝ていた。なー

今日はVitraへ。
バーゼル中心部からトラムとバスを乗り継いで一時間(国境も越えて)、
インテリアのVitra社が広い広い敷地を使って
建築物をどっかんどっかんと展示してある。
英語のガイドツアーでしか入れないところがあるから是非、
との情報を得ていたので申し込む。
2時間のツアー(私レベルの中学語学力でも十分楽しめる)
(それか私レベルに能天気な方?)。
同じ宿のカップルと一緒になった。

有機的な構造の大きなテントを皮切りに、
5つくらいの建築を回って行く。
そのうち3つが日本人の建築家によるもの。
SANAA、Isamu Noguchi、安藤忠雄。
それぞれ日本にいる時はそこまでピンと来なかったけれど(この感性ですから)、
外国の人が伝えてくれる良さを通して初めて魅力を感じたり(この感性ですから)。
特に安藤忠雄さんは日本家屋や庭師を思わせるような
建物へと続く細く長い道
(最初建物に近づくけど少し遠回りしなければならず、
その間に気持ちが整う)、
小さな入口からスッとその中へ入る感じ、
直線的で無駄の無い建物のライン、
会議室から見える景色
(外壁の高さが道路と同じ高さになっていて、
会議中外を見ると壁の上を車がバンバン走ってくように見える遊び心)、
『触ってみて』と言われて触れたコンクリートの壁の滑らかな肌触りは
まるで赤ちゃんの肌みたいだった。
関西のおっちゃん建築家みたいな印象だったけど(いや、なにせこの感性ですから)。
訪れる人への、ずっと送り続けるメッセージみたいだった。
私たちがまだ気づいていない仕掛けもありそうだし。

SHOPの上にあるVitra社のインテリア館も、展示の仕方も含めて見もの。


ガイドのマダムが紙を片手でぐしゃぐしゃにして
『ね、こんな建物じゃない?』
と言った。













◉あなたの家か私の家?
    Chez toi ou chez moi ?
    (どこで一緒に夜を過ごすか、の際に)





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