2014/09/25

番外編/帰ってきたよ!おパリはん



パリに行くことになった。
アトリエ引っ越しのお手伝い。
もし興味があったら、と航空券と
泊まれるアトリエを提供してくれることに。
去年の引っ越し手伝いを思い出すと気が遠くなるけれど、
まさかこんな話が舞い込んでくるとは。
国内外に出張へ行く友人を羨ましく思っていたけれど、
フリーターにはフリーターの仕事が舞い込んでくるものなんだなぁ。

アエロフロート、意外と快適(飛行機も新しく、各席でUSB充電可能)。
着陸が結構揺れて、機体が落ち着いた頃どこからともなくパチパチと沸いた拍手は
お約束のブラックジョークなのだろうか。

モスクワに着いて入国審査の時に、パスポート写真と今が違うと疑われる。
確かにパスポート写真はワンレン&more男顔(ひと昔前のJリーガーのよう)で、
時にはみうらじゅんとさえ呼ばれていたWジュン時代でもある。
少しふっくらしていたしね。
でも人はちょいちょい変わるでしょ。

空港から見える帝国ロシア。
針葉樹林と、遠くに大きなビル、入り組んだ沼?河?が見えた。
大き過ぎて、どんな国なのかさっぱりわからない。
凄く大きなものが、大きく見えない。

今はロシア〜パリ間を、夕日に向かって飛んでいる。
どんなにぶっ飛ばしたって、文明が自然に追いつきっこない
そういうことが気持ちをなだらかにする。
このタイミングでぽっかり日常から外れられるのは
とっても有難いことだった。
普段の暮らしから、凄いスピードでどんどん離れていく。
いくつもの街を越えて。
夕暮れの景色がずっと続くから、時間や感覚が変だ。
前の席のカップルはキスしたり、いちゃついてるけど嫌じゃなかった。
世界はこんなに広いのに、私たちは今こんなに近くにいて
同じ乗り物に乗り、遠くへ向かっている。
長い長い夕暮れを前に、音楽を聴いているだけで
とても豪華な気持ちになったから音量を上げた。
どうかなるべく、透明な感じ方ができますように。

後席のおなごが足を上げていて少し香っている。
どーゆー神経してるのか、なー!
これも現実だ。

今回は携帯からアップします。(お見苦しいところもあるかと、の意)

ではでは、番外編/私とパリの18日間!

はーじまーるよー


◉En vieillissant on devient plus fou et plus sage.
 (年齢を重ねるごとに、私たちはよりクレイジーに、より賢くなる)







3 件のコメント:

  1. 純ちゃんの文体。だいすき。

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    1. あ、漢字間違えた。スマヌ淳。

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  2. ありがとう!
    そういうのって伝えてもらうとちょっと景色が変わるよ…特に単純ばかは…!
    潤平より

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