朝、部屋のドアを開けたら廊下に大きめの犬が…
動物にちゃんと優しいドイツ、
どうやらここは犬も泊まれるようなのです。(清潔にしてあります)
以前テレビで見た、動物が殺処分されず、飼い犬も定期的に行政のチェックが入る、躾が行き届いていればリードも必要ない…等々思い出しリアルドイツを感じた朝。
その犬は家族連れと一緒で、家族の目を何度も振り返りながら先導していました。
水を買いにと顔も洗わず外出。寒い!
近くで市が立っていて、暖かいパイ(グリーンカレー味に甘めの芋ソース)を4ユーロで購入。
昨夜何も食べずに眠ってしまったのでちゃんとごはん。
ヘルムート・ニュートンの写真美術館へ。
見たことのあるあんな写真やこんな写真、沢山のヌード、
私はなかなか撮らないだろう洗練されたもの。
やっぱりモノクロ写真格好いい。
女性性についても多少の刺激(遅い?)。
夕方、ベルリン在住のNくんと合流。
近くで週末の夜市のようなものが賑わっていて
仮設遊園地や木彫りの小物、
ストリートミュージシャン達(ジプシー音楽やケルティック音楽)に魅了される。
自然に踊ってる人が多くて心地よかった。
その後Nくん繋がりの日本人女性二人と合流してドイツごはん。
ひとりは原発で子供を連れてドイツへ避難している方でベルリン在住3年目。
私がアルバイトをしている美術館のそばにあるギャラリーで働いていたそうで、
教えてくれるオススメスポットも的確。
Bioのこと、コミューンのこと、
原発のときのあれこれ、ドイツの人や国のこと、
そんな雑談がとても興味深かったです。
もう一方は日本の商社で働きながら、
明日スペインに旅立ち一年間ビジネススクールに通う女性。
仕事に対しての静かな情熱と世界の広げ方、
現実離れしてない感じが素敵でした。
途中でNくんと別れて、ママさんのお宅におじゃましてきました。
そこには見たことのないピアノが置いてあって。
ピアノの側面に蝋燭の燭台が付いているんです!
蝋燭を灯して弾くことあるの?との答えに
「時々だけど灯すよ、灯して弾くの好きなの」
とのお返事。
想像するだけで少しうっとりしてしまいました。
元々の持ち主が彼女の試し弾きを聞いて
「このピアノはあなたに譲りたい、値段もあなたが決めて良い」
と言われたそうで、最終的には300ユーロで入手したそう。
このピアノ、メジャーなメーカーではないので調律師も皆弄れるわけではないそうで…
こんな風に物が大切にされ、リレーみたいに思いがバトンタッチされていく様に
"ああ、今日もう満足!"
なのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿